浜本 研志 Kenshi Hamamoto official blog

関東で活動中のギタリスト、浜本研志の活動、作曲、レコーディング、ライブ情報

B’zを20年以上観てきて思った事

9/21.22味の素スタジアムでツアーファイナルを観てきました。

今年はDinosaurツアーの東京ドーム

さいたまスーパーアリーナ

日産スタジアム2デイズと

全部で6B’zのライブを観る事が出来ました。

 

僕は小学生の時からB’zファンなのでもう20年以上は確実に経過してます。

ねがいのPVで水面を蹴り上げる稲葉さん、一目でかっこいいと思いました。

シングルを買い、LOOSEを買い、聴きまくりました。

地元は田舎でなかなかレンタルも品揃えがなく、

アルバムをお小遣いで買い集めました。

でもアルバムに入ってないシングルが沢山あり、

Pleasureでやっと聴けた曲が沢山ありました。

PleasureTreasureを聴いた衝撃は今でも覚えています。

リビングで小躍りしながら聴いてました。

 

初めて行ったライブはBrotherhood福岡ドーム

それ以降のツアーは欠かさず参加しています。

ソロも含めたら多分70本近くは行ってます。

Pleasure2000千葉マリンスタジアム

雨雷で途中で中止になったことで有名なあの日に行ったのが2本目でした。

渚園20.25周年もAerosmithとの対バン2回も、サマソニも、アメリカにも観に行きました。

松本さんとLarry Carltonがライブしたブルーノート東京にも2回も観に行くことができました。

疑う余地もなく、ガチでB’zファンです。

 

ただ、自分自身音楽をやっているもので、

あまり、松本さん、稲葉さんについての想いを詳しくネットで書いたことがありません。

でも、節目のライブを観た今、ちょっとだけ今の想いを書きたいと思います。

 

B’zは、自分が世界一憧れている人が歌を歌っていて

自分が世界一尊敬しているギタリストがギターを弾いているバンドです。

 

松本さんのギターは、20年前からとっくにすごかった。

ずっとすごかったです。

でもここ数年のプレイを見ているとその凄いのレベルが、

もう、本当に神がかっているレベルに達していると感じます。

フレーズの引き出しはどんどん増えてるし、

プレイのキレは全く衰えてないし、

凄まじい量の練習をしているんだろうなと思います。

でも何よりも神がかっていると思う要因は、

音、トーンです。言葉にするのは難しいのですが、

出てくる音そのもののクオリティが

観るたびにすごくなっていくのを感じています。

なんかもう、本当に最高の芸術に触れているような、そんな感覚です。

どれだけ技術があっても他のギタリストで

松本さんの域に到達している人は

何人もいないような気がします。

僕はそう感じています。

 

稲葉さんは自分にとって世界一かっこいい男です。沢山真似しました。

髪型、服装、今もそうです。

稲葉さんみたいな身体になるべくジムに通っているのです。

稲葉さんの歌詞はいつも、その時その時の僕にダイレクトに刺さりました。

時に勇気付けられ、

時に慰められ、

時にケツを叩かれ

僕という人間を形成している要素として、

稲葉さんの言葉は自分のDNAに確実に影響を与えています。

ステージ上の稲葉さんはいつも完璧でした。

あんなキーの高い曲を、連続で全くバテずに歌いきり動き回っていました。

その超人的なパフォーマンスを保つためにどれだけの努力をしているかは、

僕の想像をはるかに超えているのだと思います。

いつも完璧なもので、ちょっと調子が悪いくらいでは調子が悪いのも気付かないくらいのものだったと思います。

僕が沢山観てきた中、明らかに稲葉さんの調子がおかしいと思ったのはBIG MACHINEツアーの時だけでした。

 

ここ数年も、僕が観る限りは、

稲葉さん、何歳だよ信じられない

というのがライブの後の感想でした。

 

今回のツアーは、母が福岡ドーム1日目に行ってました。

なので、様子を連絡もらって、それからライブのたび心配でSNSとか凄い気になっていました。

B’zのライブの他会場の様子がこんなに気になったことはありませんでした。

いつも自分が行く日以外の様子を追いかけるようなことはなかったので。

 

何か調子を崩したことは想像はできますが何が起きているかは結局ご本人にしかわかりません。

風邪だとして、若い頃より回復は遅いでしょうし、

スケジュールもすごくタイトで休める時間も十分ではなかったと思います。

 

9/21.22の時点で、稲葉さんは、

完全復活とはいかなかったと思います。

後半何曲かは高い方の一定の音以上を綺麗に出すことが難しくなっていました。

稲葉さんはいつもこれ以上は最低限出さないといけないというクオリティの基準があると思います。

多分それを自分の中で越えることが難しかったと思います。

でもその中で最高のものを出し切ろうとする姿勢、気迫に、僕は何度も胸打たれました。

完璧だと思っていた稲葉さんが、すごく必死にもがいてトライしている、

その人間臭さが見れて、僕は凄い嬉しかったです。

多分ご本人の中では、歳を重ねていくこととの戦いはもうとっくに始まっていたと思いますが、

これからは年齢と付き合っていく、

せめぎ合っていく姿を見ることが増えていくと思います。

 

そんな稲葉さんをこれからもB’zとして観れることがすごく幸せだと思っています。

 

今回のツアーでB’zに対する感謝の気持ちが一層高まりましたし、ますます好きになりました。

 

31年目のB’z、これからもずっと応援しています。

松本さん、稲葉さん、どうかお身体に気をつけてこれからもかっこいい音楽を聴かせてください。

 

B’z、稲葉さん、誕生日、おめでとうございます!!

 

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